ローソン店舗に認知症予防カフェ、脳トレや相談も さいたま市西区
ローソン店舗に認知症予防カフェ、脳トレや相談も

コンビニエンスストア大手ローソンは、さいたま市西区の「さいたまシティハイツ三橋店」に、物忘れなど認知機能低下の不安がある高齢者らを対象とした喫茶コーナーを設けた。認知症予防に役立つ計算など「脳トレ」ができるタッチパネルを設置し、相談もできる。買い物のついでに立ち寄り、気軽に利用してもらいたい考えだ。(大井洸樹)

認知症予防の「コミュニティ・カフェ」

「コミュニティ・カフェ」として、店内のイートイン用スペースの一角を活用した。認知症予防に関するアプリ開発などを手がける「テオリア・テクノロジーズ」(東京都)と連携し、1日にオープンした。

タッチパネルでは計算やパズルなどができ、近隣の医療機関の検索もできる。同社の社員が週1~2回、相談員として訪れ、認知機能や介護などの相談をすることができる。月に数回、カフェで脳の健康に関するイベントも開催する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

参加者からは「衰えを発見できた」の声

同日開かれたイベントでは、参加者はスマートフォンを使い、「レジの会計に苦労するか」などの質問に答えながら、記憶力や注意力など認知機能について確認した。同区の主婦(78)は「自分では気づかなかった衰えを発見できた。ふらっと立ち寄って気軽に学べたのがよかった」と話していた。

県地域包括ケア課によると、県内で認知症と診断された人数は、昨年時点で約26万2000人いると推計している。

「自分事」と気づくきっかけに

認知症予防の啓発活動を行っている「認知症の人と家族の会」県支部代表の花俣ふみ代さん(75)は、「セミナーなどで呼びかけても、基本的に集まるのは元々関心のある人だ」と指摘する。多くの県民にとって身近にある問題であり、関心の裾野を広げていくことが重要だという。カフェでの取り組みについて、「コンビニは不特定多数が日常的に使う。認知症を『自分事』と気づいてもらうのに効果的だ」と期待感を示した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ