国連総会で採択された「イコールアース図法」の地図をめぐり、木原稔官房長官は10日の記者会見で、同図法の提唱者が公表した地図で北方領土がロシアと同じ色に塗られていると把握していることを明らかにした。その上で「日本政府の立場に反する表記」と指摘し、地図を掲載しているサイト運営者に修正するよう、在米日本大使館を通じて申し入れたことを明らかにした。
政府の立場と今後の対応
木原氏は「我が国の領土に関する誤った認識が広まらないようにする必要がある」と述べ、引き続き必要な働きかけを行う考えを示した。日本政府は北方領土について「日本固有の領土」との立場を取っている。
イコールアース図法と国連決議
現在広く使われているメルカトル図法の世界地図では、アフリカなどが小さく示されるという懸念がアフリカ諸国を中心にあった。西アフリカのトーゴが主導した決議案が9月4日の国連総会(193カ国)で投票にかけられ、日本を含む164カ国の賛成多数で採択された。イコールアース図法は、アフリカ大陸などがより正確な大きさで示される地図として注目されている。



