世界の海で異例の高温状態が続いている。米研究機関「クライメート・セントラル」の分析によると、極域を除く世界の海面水温は6月2日以降、100日連続でその日の観測史上最高を更新した。さらに8月22~25日には、世界の海面水温がこれまでで最も高い21.18度に達し、2024年4月に記録された21.17度を上回る新記録となった。
海面水温の上昇、自然変動では説明できず
この分析は、米海洋大気局(NOAA)の海面水温データに基づくもの。現在の海面水温は地中海や北太平洋、インド洋の一部で特に高く、極域を除く全体では1982~2010年の平均より0.95度高くなっている。
海面水温の上昇は、単なる一時的な自然変動ではない。分析では、背景に人間活動による気候変動があると指摘する。化石燃料の燃焼などで増えた温室効果ガスが地球を温め、余った熱の約93%は海洋が吸収している。海は「巨大な蓄熱庫」となっている。
エルニーニョ終息後も高止まり
現在、南米ペルー沖など太平洋東側の海面水温が平年より高いエルニーニョ現象が続いており、これも海面水温上昇に影響している。しかし、それだけでは説明できない。2024年に前回のエルニーニョが終息した後も、海面水温は高止まりしている。



