任期満了に伴い今期限りでの退任を表明している福岡市の高島宗一郎市長(51)は8日、福岡市議会で最後のあいさつを行った。閉会後、福岡市長選(11月1日告示、15日投開票)への後継指名について報道陣から問われ、「こんな街になってほしいというビジョンが近いリーダーを市民の皆さんが選ぶことが肝要」と述べるにとどめた。
4期16年の市政を振り返る
高島氏は市議会で「東日本大震災や熊本地震、新型コロナウイルスなど経験したことのない危機に直面した。その一方で、スタートアップ支援や市政改革、天神ビッグバンなどの施策にも果敢に挑戦した」と4期16年を振り返った。
東日本大震災の災害廃棄物の受け入れや福岡空港の運営会社への出資をめぐって議会と対立した過去にも触れ、「時には厳しく議論を交わし、時には力を合わせる。その積み重ねこそ二元代表制のもとで市政を前に進めていく原動力」と述べた。
12人が立候補表明
福岡市長選は、高島氏が不出馬を表明して以降、12人が会見で立候補を表明している。高島氏は報道陣に「市民にとって選択肢が増えてとても良いことだと思う。次の課題は、争点が見えやすくなり、市民が(候補者を)選びやすくなることだ」と語った。