与野党は8日、衆院議院運営委員会の国会改革に関する小委員会を今国会で初めて開いた。高市早苗首相の国会出席を減少させる方向の論議を野党側が警戒する中、当面は超党派でまとめた提言をたたき台に、AI(人工知能)やデジタル技術を活用した改革について議論することを確認した。週1回程度のペースで小委を開催することを申し合わせた。
超党派の提言をたたき台に議論
小委には自民党、衆院会派「中道」、日本維新の会、国民民主党の各議院運営委員が参加。このほか参政党とチームみらいもオブザーバーで参加した。
自民党の鷲尾英一郎・与党筆頭理事は小委で、超党派の「立法府機能強化に向けた提言」を各党に示した。提言では、衆参事務局へのAIの導入、議事録や配布資料のデジタル化、対面参加を原則とした国会審議へのリモート出席の制度化――を掲げている。鷲尾氏は記者団に「提言をテーマに議論を進めることに前向きな意見をいただいた。合意できるものはどんどん合意していく」と述べた。
野党は首相出席減に断固反対
統一会派「中道」の輿水恵一・野党筆頭理事は「AI・デジタル技術を活用した国会改革に私も異論がない」とする一方、「首相・閣僚らの発言の機会を少なくすることには断固反対という立場は変わっていない」と強調した。