朝日新聞が配信するニュースを、より簡単で分かりやすい日本語で書き換えたウェブメディア「やさしい朝日新聞」が、2026年度のグッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)に選ばれた。外国人住民や日本語学習者、高齢者、障害者、子供など、多様な立場の人が必要な情報にアクセスしやすい環境を整えた点などが評価された。
全国紙初の「やさしい日本語」での継続配信
「やさしい朝日新聞」は、朝日新聞とグループ会社のソフトウェア開発企業「アルファサード」による共同運営。難しい言葉を避け、短い文で、外国人や文字を読むのが苦手な人、障害のある人らにもわかりやすい「やさしい日本語」でニュースを継続的に配信しているのは全国紙としては初めてで、配信ペースは平日に10本程度。利用者がルビを付けるかどうか選べたり、配色テーマを変えたりできる機能もある。
審査委員の評価と今後の展開
審査委員からは「新聞特有の省略表現や文体を平易な語彙(ごい)へと再編集するだけでなく、ユニバーサルデザインフォントの選択や音声字幕など、多様な読み手に合わせて最適化できる環境が綿密に設計されている」とされた。