石破前首相、簗農水相の「予算カット」発言を痛烈批判「政治に携わる者として疑わしい」
石破氏、簗農水相を痛烈批判「政治に携わる者として疑わしい」

石破茂前首相(自民党、衆院鳥取1区)は11日、簗和生農林水産相の「予算カット」発言をめぐり、「国会議員である前に、政治に携わる者としてかなり疑わしいと言わざるを得ない」と痛烈に批判した。鳥取市内で報道陣の取材に答えた。

「私が削ってやった」は聞いたこともない

石破氏は「『私が予算をつけた』と言う人は昔から時々いるが、『私が削ってやった』というのは聞いたこともない。根本的に国会議員は全国民の代表者であるということを認識していない」と非難した。

さらに「私も農林水産大臣をやったが、職責を十分に果たせないような状況を自分が招いたとすれば、(進退は)自分で考えることだ」と述べた。

高市首相の「仕事で返せ」に疑問

その上で、高市早苗首相が簗氏に対し「仕事で返せ」と言って続投させていることについて、「総理として何をやらせようとして任命したのかということは問われるんじゃないか」と指摘。「農林水産業それぞれの課題はこれで、その解決のために何をやらせると、そのために『仕事で返せ』と言わないと」と苦言を呈した。

また、コメ政策をめぐり「私どもの政権で増産を打ち出したが、高市政権で増産をやめ、みたいなことで政策が目まぐるしく変わることに不安を覚えている農業者はいっぱいいる」と述べ、「じゃあ、コメどうするんですかということだ」とあらためて疑問を呈した。

石破氏は鳥取市内で開かれた自動車専用道路の早期整備に向けたシンポジウムに出席後、報道陣の取材に応じて質問に答えた。