ウクライナで48時間に60人死亡、東部ではバス攻撃で30人死亡
ウクライナで48時間に60人死亡、バス攻撃で30人死亡

ロシアの全面侵攻を受けるウクライナで、民間人の犠牲が増え続けている。8日夕までの48時間で、少なくとも60人が死亡した。厳しい状況が続く中、世論調査からは、ウクライナ国民の大半が長期間の戦争に耐える覚悟を持っていることもうかがえる。

東部クラマトルスクでバス攻撃、30人死亡

東部ドネツク州の検察によると、同州クラマトルスクでは8日午前10時ごろ、バス2台が攻撃を受けた。迎撃するのが難しい滑空誘導爆弾が使われたとみられ、乗客ら30人が死亡し、20人が負傷したという。また、近郊の村でも3人が死亡した。

クラマトルスクは東部の前線に近い要衝。ドネツク州全土の占領をめざすロシア軍にとっても、その制圧は大きな意味を持ち、これまでに何度も攻撃を繰り返してきた。

北部の集合住宅への攻撃で子ども5人死亡

北部チェルニヒウ州プリルキでは7日午前、ロシア軍の巡航ミサイルが5階建ての集合住宅に命中した。ゼレンスキー大統領は、22人が死亡し、54人が負傷したと明らかにした。

警察によると、死者には1歳の男児3人と8歳の男児、13歳の少女の計5人の子どもが含まれている。公共放送ススピーリネによると、1歳男児のオレクサンドル君は、母親のカテリーナさん(37)、祖母のビクトリヤさん(58)とともに命を奪われた。

首都キーウでも死者確認、民間人犠牲は前年比3割増

首都キーウでも7日に2人、8日に3人の死亡がそれぞれ確認されたと、クリチコ市長が報告した。今年に入り、民間人が犠牲になった人数は前年同期比で3割増となっている。