ウクライナの首都キーウで1~2日、市を東西に分けるドニエプル川に架かる交通の要衝「南橋」へのロシア軍の攻撃が相次いだ。橋は通行止めとなり、各地で長い渋滞が発生し、公共交通機関の運行も乱れるなど、市民生活への影響が広がっている。
南橋への攻撃と被害
南橋は全長1キロ・メートル以上ある。RBCウクライナ通信などによると、複数の無人機が橋に激突し、主柱や道路、欄干などが損傷した。橋を通る地下鉄も一部で運休した。周辺の複数の橋でも交通規制が敷かれたという。
ゼレンスキー大統領の見解
キーウでは連日のようにロシア軍の攻撃が続いている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、2日配信の英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、プーチン露大統領が露軍に「空爆の制約の撤廃」を指示し、攻撃対象が増えたとの見方を示した。
同紙によると、ウクライナ側は、露軍の攻撃の主な標的はキーウや東部ハルキウ、南部オデーサといった各地の中心都市だと分析している。厳冬期に向けた攻撃の一環の可能性があり、露軍が原子力施設を電力網から切り離す攻撃も計画しているとのウクライナ当局の情報も伝えた。