米中央軍(CENTCOM)は19日夜、イランに対する9夜連続となる空爆を開始したと発表した。ドナルド・トランプ米大統領は20日、この攻撃について「今夜もイランに非常に激しい打撃を与えた」と述べ、先週末に死亡した米兵3人に言及した。
空爆の目的と地域への影響
米中央軍はX(旧ツイッター)への投稿で、新たな攻撃は「商船や民間の船員への攻撃に用いられる、イランの軍事能力を低下させること」を目的としていると説明した。この空爆により、バーレーンでは空襲警報が鳴り響き、クウェートでは無人機攻撃への対応が行われた。
クウェート軍は20日早朝、Xへの投稿で「イランによる敵対的な無人機攻撃に、防空部隊が対処している」と発表。さらに「爆発音は防空システムが敵対的な攻撃を迎撃した結果」と説明した。
イラン革命防衛隊の反撃
一方、イランの革命防衛隊(IRGC)は20日、シリアにある敵の司令部へ「奇襲攻撃」を仕掛けたと発表した。国営のイラン通信(IRNA)が報じた。IRNAの声明によると、IRGCは「イラン南東部の都市イランシャールで死亡した兵士たちの血の復讐として、シリアのタンフ地域にある敵の特殊作戦司令部へ奇襲攻撃を行った」と述べている。
これに先立ち、米中央軍は米兵3人が週末に死亡し、1人が行方不明となっていることを明らかにしていた。内2人は17日にヨルダンで起きたイランの攻撃によって死亡し、もう1人はイラク北部での不発弾処理の作業中に死亡した。
紛争の背景と人的被害
2月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃したことをきっかけに始まった中東地域での紛争では、これまでに米軍兵士17人の死亡が確認されている。今回の9夜連続の空爆は、この紛争のさらなる激化を示している。



