パリのエッフェル塔が2026年9月7日、従業員のストライキにより終日閉鎖された。インドの宗教団体が5日に訪問した際、女性従業員たちが業務から外されたことに抗議したためだ。男女差別を助長するものだとして批判が相次ぎ、パリ市長が調査を約束する事態となっている。
宗教団体の訪問で女性従業員が業務から外される
仏紙パリジャンによると、保守的なヒンドゥー教団体の関係者約100人が5日、エッフェル塔を訪問した。同紙は従業員の声明や話として、団体がエッフェル塔の運営会社に対し、女性従業員を別の場所に退けるよう要求したと伝えた。運営会社はこの要求を受け入れたという。
女性従業員たちは訪問団を迎える際に目に触れないよう指示を受け、特定の場所を通らないよう要求されたり、持ち場を離れたりしたという。部署によっては男性と交代させられ、訪問団が塔の頂上に向かった際には、男性従業員のみが付き添ったとされる。
運営会社が謝罪、パリ市長が調査を約束
AFP通信によると、塔の運営会社は、訪問団から「女性との接触」を制限する要望を受けたことを声明で認め、「こうした条件を受け入れるべきではなかった」と釈明した。8日は営業を再開する方針という。
パリ市のエマニュエル・グレゴワール市長はX(旧ツイッター)で、「女性と男性の平等がこの街で止まることはない」と従業員への連帯を表明し、「速やかに調査を始める」とした。
世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数(2025年)で、インドは148カ国中131位に位置づけられている。



