チャールズ英国王は7日、米国から帰国した次男ヘンリー王子(41)と妻メーガン妃(45)について、「ワーキング・ロイヤル(君主の代理として公務に専従する王族)」とはみなさない方針を示した。侍従長が出した書簡で、夫妻の立場が「私人に類するもの」であることを明確にし、「殿下・妃殿下(His/Her Royal Highness)」の敬称を使わないことも明記した。
帰国を受けた書簡
ヘンリー王子夫妻は2020年、公務から退いて米国に移住し、王室批判を展開していた。しかし先月、長男アーチー王子(7)と長女リリベット王女(5)を連れて生活拠点を英国に戻すという動きを見せた。
夫妻の帰国を受け、その地位などについて指針を示すよう求める声が多数寄せられたため、「疑念や混乱を避けるために」書簡を出したという。
「私人」としての立場を尊重
書簡は「サセックス公爵夫妻(ヘンリー王子夫妻)が2020年1月に君主の代理としての公務から退き、もはやワーキング・ロイヤルではないことは周知の事実だ」と指摘。「ワーキング・ロイヤルとは一線を画すこの立場、そして経済的自立やプライバシー保護に関して夫妻にもたらされる個人の裁量・自由度は、今後も全面的に尊重され続ける」と付け加えた。
さらに「彼らの『殿下および妃殿下』としての敬称は使用されない」「サセックス公爵夫妻の慈善活動は私事であり、私的な立場で実施される。つまり、彼らの立場は商業的および慈善的な関心事を持つ『私人』に等しい」と説明した。
ワーキング・ロイヤルの範囲
ワーキング・ロイヤルには、チャールズ国王とその妻カミラ王妃、長男ウィリアム皇太子とその妻キャサリン皇太子妃、国王の妹アン王女、国王の弟エドワード王子とその妻ソフィー妃らが含まれている。



