米国で住宅ローン金利が急上昇、30年固定金利が7%超に
米住宅ローン金利、30年固定が7%超に急上昇

米国で住宅ローン金利が急上昇し、30年固定金利が7%を超えたことが22日、明らかになった。住宅ローン大手フレディマックの発表によると、30年固定金利の平均は前週比0.2ポイント上昇の7.08%となり、2022年11月以来の高水準を記録した。

FRBの利上げ観測が影響

金利上昇の背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測がある。FRBのパウエル議長は先週の議会証言で、インフレ抑制にはさらなる利上げが必要との見解を示していた。市場では年内にあと2回の利上げが織り込まれている。

フレディマックのチーフエコノミスト、サム・ケーター氏は「住宅ローン金利の上昇は、住宅購入希望者の購買力を直接的に圧迫している」と指摘。実際、住宅ローン申請件数は前年同月比で約20%減少しており、住宅市場の冷え込みが鮮明になっている。

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住宅価格も高止まり

金利上昇にもかかわらず、住宅価格は高止まりしている。全米不動産協会(NAR)によると、6月の中古住宅販売価格の中央値は前年同月比1.5%上昇の42万ドル。在庫不足が価格を押し上げている。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅ローン金利が7%を超えると、月々の返済額が大幅に増加する。特に初めての住宅購入者にとっては大きな障壁となる」と述べ、市場の二極化を懸念している。

住宅ローン金利の上昇は、新築住宅市場にも影響を与えている。商務省が発表した6月の新築住宅着工件数は、年率換算で前月比8.1%減少の143万戸と、市場予想を下回った。金利上昇に加え、建設資材価格の高止まりも住宅供給の足かせとなっている。

今後の見通し

市場関係者の間では、FRBの利上げサイクルがいつ終了するかが注目されている。一部のエコノミストは、年内に利上げが打ち止めとなり、2024年には利下げに転じると予想。その場合、住宅ローン金利も徐々に低下すると見られる。

しかし、インフレが予想以上に根強い場合、金利高止まりが長期化するリスクもある。住宅市場の先行きは不透明だ。

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