米国国連代表部は27日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に対し、制裁決議に違反した7隻の船舶を制裁対象に追加するよう要請したと発表した。安保理筋によると、北朝鮮を擁護する中国とロシアは保留を申し入れ、事実上反対した。
制裁委員会の決定には全会一致が必要で、中ロが制裁対象への追加に賛成する見込みはなく、全会一致は困難とみられる。米国代表部によると、7隻の船舶は昨年12月から今年4月にかけ、制裁決議で禁止されている北朝鮮産の石炭や鉄鉱石の輸出に関わったとされる。一部の船舶は船舶自動識別装置(AIS)を操作するなどして監視を逃れようとしたという。
米国代表部は「米国は北朝鮮の完全な非核化に引き続き取り組む」と強調し、制裁の厳格な履行は北朝鮮の核・ミサイル開発に対抗する上で不可欠だと訴えた。米国は昨年12月にも別の7隻の船舶について、決議に違反したとして対象に追加するよう要請したが、中ロの反対で実現していない。



