2月末の朝6時、零下近い寒さの中、米陸軍フォートジャクソン基地の訓練生たちが白い息を吐きながら走っている。スクワット、重量挙げ、ランニング――運動着の若者たちは黙々と体を動かすが、中には動作に慣れずぎこちない姿も見られる。メレンデズ教練軍曹が重量挙げの方法を教える場面もあった。
未来の兵士準備課程
これは米陸軍の「未来の兵士準備課程」の朝のトレーニングの一幕である。この課程は学業コースと体組成コースに分かれており、学力や体脂肪率などで入隊基準を満たさなかった志願者を最大90日間鍛え、基準達成を促すプログラムだ。教官はコーチやメンターとして訓練生を支え、従来のような「鬼軍曹」は存在しないという。
同課程は、トランプ大統領が「世界最強」と誇るアメリカ軍を足元で支える人材育成の一環。訓練生たちは2段ベッドが並ぶ兵舎で生活し、運動、食事、睡眠の管理も徹底される。



