台湾は世界の供給網の生命線、林外相が国連参加へ支持呼びかけ
台湾は供給網の生命線、林外相が国連参加へ支持呼びかけ

台湾の林佳竜外交部長(外相に相当)は、国連総会の一般討論演説が22日から行われるのに合わせて産経新聞に寄稿し、台湾は権威主義政権の制約を受けない世界のサプライチェーン(供給網)の生命線だと強調し、台湾の国連加盟に支持を呼び掛けた。寄稿の全文は以下の通り。

国際秩序への圧力

ルールに基づく国際秩序が日増しに厳しい圧力にさらされている。権威主義国家は自己の利益のために既存の制度的保障を弱体化させ、国際規範を新しく作り替えようとしている。「国連憲章」に定められた紛争の平和的解決と武力行使の禁止という基本的原則にあからさまに挑戦し、公然と無視する動きがある。このような状況に直面し、各国が一致して正義と法の支配を守り、平和と安全を維持していく必要がある。

台湾海峡は世界のサプライチェーン(供給網)の重要な生命線になっており、世界の安全保障と繁栄に対する意義は大きい。主要7カ国(G7)だけでなく、日本、米国、英国、豪州、ニュージーランドなど各国の首脳会談などの共同声明で「台湾海峡の平和と安定」を守る重要性が強調されている。台湾は自由と民主主義を守る最前線に立ち、今後も台湾海峡の現状を断固として維持していく。しかし、地域の平和と安定を守ることは、台湾自身の利益のみならず、国際社会が必要とする共通の関心テーマでもあるはずだ。

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アルバニア決議を歪曲

中国が国連総会第2758号決議(アルバニア決議)の解釈をわざと捻じ曲げていることも、ルールに基づく国際秩序をむしばんでいる。同決議文は、台湾に言及しておらず、台湾の国連システムへの参加とは関係がない。ところが中国は同決議を「一つの中国」原則と不当に結び付け、国連および国際機関への台湾の参加を妨害している。これを放置すれば、中国が今後、台湾に武力侵攻するための法的根拠を与える危険な法律の先例となりかねない。

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