スーダン内戦3年半「忘れられた紛争」の背景と現状を5つのポイントで解説
スーダン内戦3年半「忘れられた紛争」を5つのポイントで解説

アフリカのスーダンで内戦が始まってから10月で3年半となる。「忘れられた紛争」と呼ぶ人もいるように、中東での紛争や、ロシアによるウクライナ侵攻に世界が注目する一方で、スーダンの状況は基本的なことを含めて知られていないのが現実だ。いま何が起きているのか。5つのポイントで解説する。

スーダンはどんな国か

スーダンは1956年に独立した。当時は現在の南スーダンも含み、アフリカ最大の国土面積を誇った。1899年からの英国とエジプトによる共同統治時代に、英国は南北を分断して統治する政策をとった。ナイル川の二つの大きな支流が流れる国土を持つ。

内戦の経緯と現在の状況

スーダンでは過去にも長期の内戦が続いた。現在の内戦は首都ハルツームを含む地域で戦闘が続いており、2026年4月15日には、内戦で壊れた建物の脇を歩く女性らの姿が確認されている。

被害と長期化の理由

内戦による具体的な被害の規模は明らかにされていないが、長期化の背景には中東諸国の関与が指摘されている。スーダンは国際刑事裁判所がもっとも長く捜査を続けている地域の一つで、昨年12月には最初の有罪判決が、ジャンジャウィードの元司令官であるアブド・アル・ラフマンに対して出された。バシル元大統領に対してはジェノサイド罪について逮捕状が出ている。