ニューヨーク市マンハッタンの中心部で20日、移民・税関捜査局(ICE)などが入る連邦庁舎前で、43歳の男がガソリンとみられる液体をまいて火を放ち、さらにエアガンを発射する事件が発生した。この事件で3人が軽傷を負い、現場は一時騒然となった。駆けつけた連邦捜査局(FBI)の職員らがその場で男を拘束した。
男の所持品と背景
米メディアの報道によると、拘束された男は元陸軍兵士であり、ICEに反対する内容の文書を所持していた。また、おのやハンマー、ナイフも携帯しており、連邦庁舎に「出入りする人を死傷させても構わないと考えていた」と供述しているという。
CNNテレビは、男が放火した際の様子とみられる動画を放送。映像には、一瞬にして大きな炎が上がり、庁舎前の歩道が白い煙で覆われる様子が捉えられており、周囲は一時騒然とした雰囲気に包まれた。
市長の声明と今後の対応
ニューヨークのマムダニ市長はこの事件について「極めて憂慮すべき事件だ。安全を確保し、安全を脅かす者には責任を問う」と述べ、厳正な対応を示唆した。当局は男の動機や背景についてさらに詳しい捜査を進めている。
事件を受けて、連邦庁舎周辺では警備が強化され、ICE関係者の安全確保が急がれている。また、移民政策をめぐる緊張が高まる中、今回の事件が今後の政策議論に影響を与える可能性もある。



