旧敵国条項削除要求に中国・北朝鮮が反発、日本は専守防衛を強調
旧敵国条項削除要求に中国・北朝鮮が反発、日本は反論

【ニューヨーク=大月美佳】高市首相が国連総会一般討論演説で求めた国連憲章の「旧敵国条項」の削除を巡り、中国と北朝鮮は討論最終日の28日、「断固とした反対」を表明した。

中国と北朝鮮の反発

両国は各国代表の演説後に答弁権を行使し、中国は「高市政権は日本の歴史的犯罪に目をつぶり、軍事力拡大を隠蔽しようとしている」と批判。日本の防衛費増額などを挙げ、「日本の再軍備は世界平和などへの現実的な脅威だ」と主張した。

その上で、旧敵国条項は「戦後の国際秩序を守るための制度的保障を提供し、今日も極めて重要」と強調した。北朝鮮も「日本は依然として敵国だ。削除要求は恥ずべきことで、ばかげている」と反発した。

日本の反論

これに対し、日本は1995年の国連総会決議で旧敵国条項が中国を含む支持を得て「時代遅れ」と認められたと指摘。「日本は専守防衛を堅持し、他国に脅威を与える軍事大国とはならない」と反論した。