ブラジル大統領選、ルラ氏とボルソナーロ前大統領の長男が事実上の一騎打ち
ブラジル大統領選、ルラ氏と長男が一騎打ち

ブラジルで4日、大統領選が実施される。現職のルラ大統領(80)と、ジャイル・ボルソナーロ前大統領の長男、フラビオ・ボルソナーロ上院議員(45)の事実上の一騎打ちになるとみられている。ただ、13人が立候補しているため、4日の投票ではどの候補も当選に必要な過半数の票を得られず、結果は25日の決選投票に持ち越される見通しだ。

ルラ氏の実績と対米関係

通算で3期12年務めてきたルラ氏は、グローバルサウス(新興・途上国)のオピニオンリーダーとして、米国など大国からの自立や国家の主権の重要性を唱えてきた。格差の解消や環境保護政策に力を入れ、関税などをめぐりトランプ政権と対立している。

フラビオ氏と父の事情

フラビオ氏の父ジャイル氏は、トランプ氏と親しいことで知られるが、2022年にルラ氏が当選した大統領選の結果を覆そうとクーデターを企てたなどの罪で拘禁27年3カ月の判決を受け、自宅軟禁中だ。父に代わって立候補したフラビオ氏は、ワシントンに何度も足を運び、5月にはトランプ氏とホワイトハウスで面会した。

中南米の親トランプ政権の波

中南米ではトランプ政権に近い政権が相次いで誕生しており、南米最大の経済大国ブラジルでも親トランプ政権が復活するか、注目されている。