俳優の伊藤沙莉が主演する劇場版『虎に翼』(2027年1月15日公開)のキャストが新たに発表された。連続テレビ小説で主人公・寅子(ともこ)の前夫・佐田優三を演じた仲野太賀をはじめ、母・猪爪はる役の石田ゆり子、父・直言役の岡部たかし、兄・直道役の上川周作らが再集結。新たに高杉真宙、国仲涼子、蓮見翔が参加し、尾野真千子が引き続き語りを務める。
ドラマ制作陣が再集結、完全オリジナルストーリー
2024年に放送されたNHK連続テレビ小説『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で、後に女性初の判事・裁判所長も務めた三淵嘉子さんをモデルに、寅子と志を同じくする仲間たちが道なき道を切り開いていく姿を描いた。
劇場版には、監督の梛川善郎、脚本の吉田恵里香、音楽の森優太らドラマの制作陣が再集結。完全オリジナルストーリーで、明律大学女子部時代の新たなエピソードや、現代につながる寅子の“最後の事件”が描かれる。ドラマでは戦争で亡くなった優三。寅子と互いに涙をこらえながら笑顔を交わした出征の場面も印象を残した。
仲野太賀、約2年ぶりの現場に喜び
仲野は「約2年ぶりとなる『虎に翼』の現場は嬉しい再会ばかりでした」と振り返り、「あっという間に撮影が終わってしまいましたが、こうして再び戻ってこられたこと自体が奇跡的のようで、本当にうれしく思っています。時間が経ってもあの頃と変わらない家族の絆が感じられて、胸アツでした」と再会の喜びを語った。
新キャストの高杉は、思想勉強会を主催する長谷部勇吉役を演じる。出演にあたってドラマを視聴し、「『出会えて良かった!』と一瞬で『虎に翼』のファンになりました」といい、「映画を待ってくださっている皆さまと一緒に、一人のファンとしても、公開を楽しみにしています」とコメントした。
国仲が演じるのは、明律大学の学生・比嘉恵文の母・芳子。伊藤とは21年ぶりの共演となり、「またご一緒できることをとても感慨深く感じています」と喜びを伝えた。出演シーンは沖縄が舞台で、「撮影現場も沖縄出身の方が多く、和やかな雰囲気の中で楽しく撮影することができ」と振り返り、東京へ行った息子を心配する母親役に向き合った。
蓮見翔、尾野真千子のコメント
戦前の社会運動家・木之上権太役で参加する蓮見は、「テレビドラマで多くの人を魅了した作品に自分が参加することへのプレッシャーはありましたが、素敵な作品に携わることができてすごく嬉しいです」とコメント。「当時の人々の熱が役者やスタッフさんによって今を生きる人々に届く凄まじい映画だと思います」と語っている。
尾野は「朝ドラに引き続き語りで参加させていただいております。朝ドラが映画になる、なかなかないことですが、このようにしてすばらしい朝ドラが映画として残っていくことはとてもうれしいです。映画を観て、また朝ドラの『虎に翼』を見ていただいたり、いろんな形で朝ドラを楽しんでいただけたら幸いです」とコメントしている。