読売333、週間下落率2.2%で3指数中最安値 ハイテク急落影響軽減
読売333週間下落率2.2% ハイテク急落で底堅く

読売新聞社が公表する株価指数「読売333」は、2026年7月13日週に週間で2.2%下落した。同期間の日経平均は6.4%安、TOPIXは2.9%安となっており、読売333は3指数の中で下落率が最も小さかった。背景には、等ウェート型の算出方式により大型ハイテク株の下落影響が抑えられたことに加え、内需株の堅調さが寄与した。

AI関連株急落と市場の動き

先週は電子部品や半導体などAI関連銘柄が軒並み大きく売られる展開となった。オランダのASMLホールディングスや台湾のTSMCなど海外半導体企業が好決算を発表したものの、株式市場ではAI関連への評価が高まらず、天井感が意識された。東京市場が三連休を控えていたこともあり、週後半にかけてAI関連に対する見切り売りが加速。金曜17日の日経平均は2694円安(4.0%安)と厳しい下げとなり、取引時間中には下げ幅が4000円を超える場面もあった。

ただ、3指数がそろって大きく下げた17日も全面安ではなく、新たな資金の振り向け先を探す動きが見られた。読売333は下落率が最小で、等ウェート型の特性が奏功したほか、手厚く組み入れている中堅どころの内需株の動きが良好だったことから、下落日に相対的に値を保った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

個別銘柄の動向:上昇銘柄

週間で大きく上昇した銘柄として、良品計画(7453)が挙げられる。同社は通期見通しの上方修正や三菱商事(8058)との戦略的業務提携を発表し、大幅上昇した。高島屋(8233)は証券会社の目標株価引き上げを受けて買いを集めた。また、中東の地政学リスクが再燃したことで海上運賃上昇への思惑が強まり、日本郵船(9101)や川崎汽船(9107)など海運株に資金が向かった。

個別銘柄の動向:下落銘柄

下落銘柄では、キオクシアホールディングス(285A)が特許侵害に関するニュースを受けて急落。安川電機(6506)は第1四半期が営業減益となり売られた。太陽誘電(6976)などAI関連の多くが値幅を伴った下げとなった。

注目銘柄紹介:FOOD & LIFE COMPANIES(3563)

回転寿司「スシロー」を中心に外食ブランドを展開する同社は、14日に海外事業が300店舗に到達したことを発表。業績拡大を期待した買いが入った。現在海外店舗はアジアが中心だが、今年秋には米国初の「スシロー」をニューヨークのタイムズスクエアエリアに出店予定。時価総額は約1兆2600億円。

注目銘柄紹介:メディパルホールディングス(7459)

メーカーと医療機関・小売業をつなぐ流通グループ。傘下で日用品卸大手のPALTAC(8283)は同社のTOBにより上場廃止予定。TOB終了に伴い通期業績見通しを修正し、年間配当見通しを大幅に引き上げた。これらのリリースを好感し株価も大きく上昇。時価総額は約6200億円。

読売333の特徴

「読売333」は読売新聞社が公表する株価指数で、333銘柄をすべて同じ比率(約0.3%)で組み入れる等ウェート型の算出方法を採用。野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングが算出実務を担う。国内全上場株式の中から売買代金と浮動株時価総額で銘柄選定し、年4回のウェート調整、年1回(11月最終金曜日)の銘柄入れ替えを実施する。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ