8日の東京外国為替市場で、対ドル円相場は円高ドル安が進み、一時、今年2月中旬以来となる1ドル=152円台後半をつけた。1日夕と比べると、1週間で7円超円高が進んだ。
投機筋の円買い戻しが加速
日本銀行の利上げペースが速まるとの思惑が強まり、短期売買で稼ぐ「投機筋」などの間でドルを売って円を買う流れが広がっているもようだ。
「節目の155円を割り込み、円のモメンタム(方向性)が変化している」。大手外資系銀行の為替ディーラーの男性はそう話す。
155円の「壁」を突破
対ドル円相場は7日夕に急上昇し、一時154円台をつけた。4~5月の政府・日銀の為替介入や7月末の日米両政府の協調介入でも154円台には到達せず、155円台が「壁」になっていた。
男性は、円安を見込んで「円売り」を仕掛けていた海外勢などが、さらなる円高の進行を見込んで「円買い」に転じている、とみる。根強かった円安圧力が反転し、市場では円高方向への動きが強まっている。



