山形・惺山高校の生徒が牛乳パック開発、デジタル活用で地域課題解決
惺山高校生が牛乳パック開発、デジタル活用で地域課題解決

山形市の私立惺山(せいざん)高校の教室で、3年生の生徒たちが複数の班に分かれて意見を出し合いながら、パソコン画面にタッチペンを走らせている。全日制ビジネスコースの「商品開発と流通」の授業だ。高校の近くにある乳製品販売会社「城西牛乳」と連携し、牛乳パックのパッケージを作っている。

牛乳消費量の落ち込みを受け、2023年から続く取り組み

牛乳の消費量の落ち込みや酪農家の減少といったデータをネットなどで集め、複数の課題解決案を提案する資料をスライドソフトで作成。会社にプレゼンテーションし、採用されると実際に商品化され、山形市内の小中学校などの給食に並ぶ。牛乳が苦手な子どもに親しんでもらおうと、2023年から続く取り組みだ。

生徒たちのパソコンの画面には、パック全体を乳牛に見立てた白と黒のぶち模様のものや、「骨を強くしよう!」という文章とともに牛乳の栄養価をイラスト付きで解説するものなど多彩なアイデアが映し出されていた。

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遊び心を取り入れたデザインで子どもたちの関心を

児玉凛音(りお)さん(17)の班は、飲み終わった牛乳パックを紙飛行機にして、どこまで飛ばせるかを競う大会を考案。「まずは子どもたちに関心を持ってもらいたくて。デザインだけでなく遊び心を意識した」と話した。

別の日には、同じビジネスコースの授業で、地域の特産品を使った新商品の企画なども行われている。生徒たちはデジタル端末を駆使して市場調査やデザイン制作を行い、実際の企業との連携を通じて実践的な学びを深めている。

デジタル活用で広がる高校生の可能性

この取り組みは、デジタル技術を活用した高校教育の一環として注目されている。生徒たちはパソコンやタブレットを使い、データ収集・分析、プレゼンテーション資料作成、デザイン制作などを行い、地域課題の解決に挑戦している。

惺山高校の担当教員は「生徒たちが主体的に考え、実際の商品化につながる経験は、将来のキャリア形成にも大きな意味を持つ」と話す。牛乳パックの開発は、単なる授業の枠を超え、地域社会と連携した実践的な学びの場となっている。

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