外食ブランド「なだ万」や「銀座おのでら」などを運営するONODERA GROUP(東京)が今春、新潟県関川村でコメの自社生産に乗り出した。グループ会社のONODERAファームが農地を借り、コシヒカリなどを栽培する。2024年の「令和の米騒動」を受けて自社生産を始める動きは他にもあるが、「ひと味」違う取り組みだという。
グループで年間約9千トンのコメを使用
ONODERA GROUPは傘下の給食運営会社を含め、国内3千カ所以上で1年に約9千トンのコメを使う。関川村では米農家「伊藤農園」の水田約38ヘクタールを地権者から借り、「ONODERAファーム新潟事業所」として自社で使うコメを栽培。今年は約200トンの生産を見込む。今後は作付面積を広げ、約500トンへの増産を目指す。
環境配慮米の購入がきっかけに
グループで給食サービスを手がけるLEOCが2024年12月から、水稲栽培で出るメタンの量を抑えた伊藤農園の「環境配慮米」を購入しており、これが自社農園の展開につながった。新潟事業所では伊藤農園の従業員を社員として迎えるなど、地域との信頼関係を築きながら進める取り組みとなっている。



