日田バス「小鹿田線」87年の歴史に幕、住民が感謝のセレモニーで見送る
日田バス小鹿田線が87年で廃止、住民が感謝の見送り

大分県日田市の日田バスは9月30日、1939年から87年にわたって運行した「小鹿田(おんた)線」を廃止した。沿線の同市小野地区で同日、住民主催の感謝のセレモニーがあり、約60人が小旗を手に、最後の運行を終えたバスを見送った。

87年の運行に幕、最終便が到着

小鹿田線は市中心部と「小鹿田焼」の窯元が軒を連ねる皿山地区を結ぶ路線バス。廃止は利用者の減少や運転手不足が要因という。最終便は同日午後5時過ぎに皿山バス停に到着。中心部への回送の途中、住民が待つ小野公民館に立ち寄った。

住民が感謝状を贈り、記念撮影

小野地区振興協議会の和田秀秋会長が同社日田営業所の吉村稔所長に感謝状を贈った後、全員で記念写真に納まった。

新たな移動手段としてデマンドタクシー開始

市は路線バスの廃止を受けて、予約制の乗り合いデマンドタクシーの運行を新たに開始した。和田会長は「廃止は悲しいことだが、やむを得ないとも思う。デマンドタクシーをうまく使いこなしたい」と話した。