ホンダがフィット改良モデル発売、スポーティーな外観と快適装備を強化
ホンダがフィット改良モデル発売、スポーティー化と装備強化

ホンダ「フィット」改良モデルが登場、スポーティー&コンフォートをコンセプトに刷新

ホンダは小型車「フィット」の改良モデルを発売した。今回の改良は「スポーティー&コンフォート」をコンセプトに、購入検討者からの要望に対応しつつ、実用性だけではないフィットの魅力向上を図ったという。開発責任者の磯貝尚弘氏は、「他社の小型車はどちらかというとスポーティーな方向に流れているが、フィットのイメージは全体的に『実用的』という方に偏っている」と分析する。

小型車市場の激戦区でフィットが目指すポジショニング

小型車市場はトヨタ自動車「ヤリス」「アクア」、日産自動車「ノート」、スズキ「スイフト」などがひしめく激戦区。その中でフィットのイメージについて、磯貝氏は「ホームグレードの顔が実用的、あるいは中庸な印象を与えている」と指摘。もともとフィットはスポーティーなイメージで評価されてきたが、現行型に切り替わってそのイメージが薄れたという。今回の改良は、フィットが持っていた本来のイメージを取り戻す取り組みでもある。

グレード構成をシンプル化、4タイプに集約

改良モデルのグレード構成は「X」「Z」「RS」「クロスター」の4種類。改良前は「ベーシック」「ホーム(ブラックスタイル含む)」「リュクス」「クロスター」「RS」の5タイプ展開だったが、「タイプが多すぎて販売現場でオーダーしにくい」「お客様からどれを買ったらいいかわかりにくい」という声を受け、シンプル化した。X→Z→RSの並びは他のホンダ車にも見られる構成で、わかりやすさが増した。

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価格帯とパワートレインのラインアップ

ハイブリッド車(e:HEV)は223.85万円~295.57万円、ガソリンエンジン車(XとZに設定)は180.62万円~236.5万円。改良前の価格帯は177.65万円~292.93万円で、一部グレードで値上げとなった。ガソリン車とハイブリッド車の比率は25:75を想定しており、改良前とほぼ同じだ。

スポーティーな内外装と快適装備を強化

改良後の「Z」はスポーツバンパーやシャークグレーのトリムカバーなどでスポーティーな外装に。装備面ではシートヒーター(前席)を標準化し、IRカットフロントガラスを追加した。「RS」はエクステリアをピアノブラック基調とし、マルチビューカメラ&ブラインドスポットインフォメーション(メーカーオプション)、ワイヤレスチャージャー、シートヒーター(前席)、ステアリングヒーター、IRカットフロントガラス、Honda CONNECTディスプレー、スポーツペダルを追加装備した。

「クロスター」は指名買い多い独自ポジション

「クロスター」はSUV風味を取り入れた独特な立ち位置で、「指名買い」が多い車種。女性客からは「かわいい」との評価も得ている。改良モデルでも継続設定される。

現行型発売から約4年、乗り換え促進を狙う

現行型フィットの発売は2020年2月。初代モデルから25年のロングセラーモデルで、日本市場の保有台数は129万台に達し、ホンダ車では「N-BOX」に次いで2番目に多い。ホンダは3代目(先代)モデルから4代目(現行型)への乗り換え促進を図りたい考え。3代目フィットのスポーティーな雰囲気を気に入っているユーザーにとって、今回の改良が買い換えのきっかけとなるか注目される。改良モデルの先行受注は好調とのことだ。

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