日銀は19日の金融政策決定会合で、追加利上げを見送り、政策金利を現行の0.5%程度に維持することを決めた。物価上昇率は目標の2%を上回るが、賃金と物価の好循環を確認する姿勢を強調した。
政策金利の維持と理由
日銀は、無担保コールレートの誘導目標を0.5%程度に据え置くことを全会一致で決定した。会合後の声明では、物価上昇率は前年度比で2%を上回っているものの、基調的な物価上昇は緩やかになっているとし、金融緩和を継続する方針を示した。
また、日銀は今後の金融政策運営について、賃金と物価の好循環を確認できるまで、緩和的な金融環境を維持することが適切だと判断した。
市場の反応と今後の見通し
市場では、日銀が早期に追加利上げを行うとの観測がくすぶっていたが、今回の決定でその見方が後退した。円相場は一時、1ドル=150円台前半まで下落した。
日銀は、次回会合で経済・物価見通しを点検し、必要に応じて追加の金融調整を行うとしている。



