日銀が追加利上げ決定、政策金利0.5%に引き上げ
日銀が追加利上げ、政策金利0.5%に (19.07.2026)

日本銀行は19日、金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレートの誘導目標を従来の0.25%から0.5%に引き上げる追加利上げを決定した。市場の予想通り、7月の会合での利上げは2会合連続となる。

物価上昇と円安が背景

日銀は声明で、「物価上昇率は2%をやや上回る水準で推移しており、基調的な物価上昇圧力は高まっている」と指摘。さらに、円安の進行が輸入物価を通じて家計や企業に影響を与えているとし、金融緩和の度合いを調整する必要性を強調した。植田和男総裁は会合後の記者会見で、「2%の物価目標の達成が確実になりつつある中で、金融政策の正常化を着実に進めることが適切だと判断した」と述べた。

市場への影響と今後の見通し

利上げ決定を受け、東京外国為替市場では円高が進行。1ドル=150円台前半から149円台前半まで円高方向に振れた。長期金利は一時0.9%台に上昇した。市場関係者の間では、年内にさらに0.25%の利上げが行われるとの見方が広がっている。大和証券のチーフエコノミストは「日銀は物価と賃金の好循環を確認しながら、段階的に正常化を進める姿勢だ。次回10月会合での追加利上げの可能性が高い」と分析する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

家計への負担増も懸念

一方で、住宅ローン金利の上昇や預金金利の改善など、家計への影響も注目される。変動金利型の住宅ローンを利用する世帯では、金利上昇による返済負担増が懸念される。第一生命経済研究所のエコノミストは「今回の利上げで、実質的な金融引き締め効果が徐々に表れるだろう。家計の消費行動に影響を与える可能性がある」と指摘した。

日銀は、今後の金融政策運営について、経済・物価・金融情勢に応じて適切に対応するとしている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ