2025年に20代が少額投資非課税制度(NISA)を通じて行った年間買い付け額が1兆2648億円となり、制度が始まった2014年と比べて約17倍に膨らんだことが、金融庁のまとめで分かった。若い世代ほど物価高や年金制度への不安を抱えやすいとされ、投資で将来に備える動きが強まっているとみられる。
全体の買い付け額も約6倍に拡大
金融庁によると、2025年のNISA口座全体の買い付け額は18兆7487億円で、2014年の2兆9769億円の約6倍に増えた。特に2024年は年間投資上限額の引き上げや非課税期間の無期限化など制度が拡充され、投資への関心が高まった。
20代の買い付け額は2024年に初めて1兆円を超え、2025年も拡大を続けた。大手証券によると、若者は少額を積み立て、長く保有する傾向があるという。
30代も14倍、若い層の伸び顕著
30代の買い付け額は2025年に3兆2866億円となり、2014年比で約14倍に拡大。若い層の伸び率の大きさが目立つ。
一方で、投資にお金をつぎ込み過ぎて生活が苦しくなる「NISA貧乏」が国会で取り上げられるなど、無理な投資を懸念する声もある。



