日本航空グループの商社「JALUX」は30日、運営する保険仲介サイト「JAL保険ナビ」を通じて保険契約した顧客への特典が保険業法に違反する可能性があると明らかにした。同日、サイトを停止した。保険の募集は5月末に取りやめていた。
発覚の経緯と特別の利益該当の可能性
取引先の保険会社は今月中旬に保険業法違反として関東財務局に届け出た。サイトでは保険契約者に航空券購入などに使えるポイントを付与。マイルなどをポイントに換える運用だったが、日本航空が2025年7月に開始した別のサービスで現金を積み立てるとポイントを受け取れるようにしたため、資金決済法上でお金代わりとして使えるようになった。
この結果、保険業法が原則禁止する、保険募集の際に契約者に割引や物品提供を行う「特別の利益」に該当する可能性があるという。
ポイントの規模と今後の対応
今年4月に取引先保険会社からの指摘で発覚。保険業法違反の恐れがある状態で付与されたポイントは約730万円分に上る。JALUXは顧客への返还要否を今後検討する。
JALUXの担当者は「お客さまにご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。



