東京スター銀行(東京)の伊東武頭取は、熊本市の拠点拡大について「予想以上の好調ぶり」と語った。2023年12月に開設した熊本拠点は、台湾積体電路製造(TSMC)熊本工場の従業員を中心に取引が拡大し、2025年9月に支店に格上げ。現在は熊本に進出した台湾企業などにも利用され、法人向け口座は100を超え、うち半数以上が台湾の半導体関連企業だという。
拠点拡大の背景と狙い
これまでJR熊本駅近くのビルのフロアを借りていたが、応接室が一つしかなく、顧客を待たせることも多かった。今回、繁華街中心部のビルの一角を確保し、応接室数を3つに拡大。人員も現在の6人から将来的には10人体制とすることを検討している。伊東頭取は「昨今、銀行の支店は統廃合が主流で、拡大するのは異例だ」と述べ、親会社のCTBCの期待の大きさを強調。国内で初めて「CTBC」の看板を掲げ、台湾人になじみのあるロゴマークで気軽に利用しやすくする狙いもあるという。
台湾からの投資増加
台湾から熊本への投資も増えており、台湾の人が日本国内の不動産などに投資するローン商品では、首都圏が中心だが熊本も人気。これまでに熊本で40件超、10億円の融資実績がある。また、親会社の台湾メガバンクCTBCも福岡市への進出を検討している。



