福岡市長選(11月1日告示、15日投開票)は、4期目の高島宗一郎市長(51)の不出馬表明をきっかけに、立候補表明の動きが加速している。高島氏を支援してきた自民党市議団は想定していなかった独自候補の擁立を迫られた。自民に対しては、福岡県議会の金銭授受疑惑で厳しい視線が注がれており、逆風下での選挙戦を余儀なくされそうだ。
「新風を吹き込む方が健全」 高島市長が不出馬を正式表明
「次の世代に襷(たすき)を繫(つな)ぎたい」。8月23日午後10時半すぎ。高島氏はSNSの公式アカウントで、次期市長選に立候補しない意向を明らかにした。
自民市議団幹部らが不出馬の意向を知ったのは、投稿の直前だった。高島氏本人から電話を受けた平畑雅博・市議会議長は「非常に驚いた」と振り返る。高島氏が初出馬した2010年の市長選、自民が全面支援していた。
県政への信頼回復を求める決議
福岡市議会は9月2日、「県政に対する信頼の回復を求める決議」を全会一致で可決した。県議会の金銭授受疑惑を受け、市議会として県政への厳しい視線を示した形だ。
高島氏は九州朝日放送のアナウンサー出身で、2010年の市長選で初当選した。以降、自民党の支援を受けて市政を担ってきたが、今回の不出馬表明で、自民市議団は候補者選定を迫られることになった。



