香港ファンドのオアシス、ニデックに株式非公開化の検討を要請
オアシス、ニデックに株式非公開化の検討を要請

「物言う株主」として知られる香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は7日、モーター大手ニデック(旧日本電産)に対して株式非公開化の検討を始めるよう求めた、と明らかにした。不祥事が相次ぐなかで「意図しない上場廃止から株主を守る必要がある」としている。

大株主が買収提案の募集を要請

オアシスはニデック株の約8%を保有する大株主。社外取締役に対し、国内外の事業会社や投資ファンドから初期的な買収提案を募ることを要請。経営陣らの追加的な負担を抑えつつ、株主や従業員などを保護する具体的な選択肢を確保すべきだと主張している。

監査意見の不表明で上場廃止懸念

ニデックが9月30日に提出した2026年3月期の有価証券報告書をめぐっては、不正会計後の会社の対応などを理由に監査法人の「PwCジャパン」が2年連続で監査意見を表明せず、上場廃止の懸念が高まっている。

オアシスは「基本的な是正措置が完了していない事態に衝撃を受けるとともに、深く失望した」と表明。「経営陣は上場維持に向けた取り組みと並行し、複数のリスク・シナリオに対応する選択肢を準備する責任がある」としている。