金融庁、プルデンシャルとジブラルタ生命に業務停止命令 生保幹部「最もサプライズ」
金融庁、プルデンシャルとジブラルタ生命に業務停止命令

金融庁はプルデンシャル生命保険とジブラルタ生命保険に対し、約3カ月間の業務停止命令を出した。営業社員による不正は金銭詐取だけでなく、「保険営業そのもの」にも広がっていたことが明らかになった。

保険業法違反が約4千件

保険営業は、顧客の意向を確認し、最終的な契約と意向を合致させることが保険業法で義務づけられている。しかし、金融庁の立ち入り検査では、終身保険を望む顧客に変額保険を販売するなどの義務違反が約4千件見つかった。個人情報を不正に持ち出したケースも顧客464人分あった。

「そもそもチェックする仕組みがなかった」

金融庁幹部は、プルデンシャルのずさんな管理体制について「そもそも契約が顧客の意向に合致するかを事後的にチェックする仕組みがなかった」と指摘した。

金融庁から約3カ月の業務停止命令を受けたプルデンシャル生命保険。営業社員による不正は、金銭詐取だけでなく「保険営業そのもの」にも広がっていた。ジブラルタ生命保険にも同様の処分が下り、グループ全体で信頼回復は「いばらの道」となっている。