徳島県内企業の今春の賃上げ額は、全産業平均(平均年齢41.7歳、定期昇給分含む)で1万3800円(昨年9300円)、賃上げ率は4.5%(同3.1%)で、1993年以来33年ぶりに4%を超える高水準となった。
調査概要と産業別の状況
徳島経済研究所(徳島市)が7〜8月に395社にアンケートし、129社が回答した。製造業(平均年齢41.1歳)では昨年(同40.8歳)に比べ1万5800円増で、賃上げ率は5.0%。非製造業(平均年齢43.5歳)は昨年(同45.2歳)に比べ7600円増、賃上げ率は2.7%だった。
賃上げ実施企業の割合とベアの状況
全産業で、賃上げをした企業は82.2%(昨年74.3%)で、業種、規模にかかわらず、物価高対応や人手不足対策のため、多くの企業が引き上げた。
ベースアップ(ベア)を実施したのは64.3%(同50.0%)。定期昇給とともに行ったのは52.7%(同41.0%)で、ベアのみは11.6%(同9.0%)だった。
初任給の上昇と分析
初任給は全学歴で上昇。57社から回答があり、高卒は19万7700円(昨春18万7900円)で5.2%増、大卒は22万3600円(同21万4700円)で4.1%増、短大卒は21万2200円(同20万2400円)で4.8%増、大学院卒は26万2500円(同24万8300円)で5.7%増。高卒の上昇率は35年ぶりに5%を上回った。
同研究所は「人材確保、流出防止の競争が激化し、賃金や初任給のアップにつながった」と分析した。