エディオンの副会長を務める久保修一氏が、ヤマダホールディングス(HD)との経営統合に基本合意した理由を明らかにした。産経新聞のインタビューに応じ、10年間断り続けてきた経営統合の提案を受け入れた背景には、家電量販市場を取り巻く環境の変化があると語った。
10年越しの統合、背景に事業環境の変化
両社は来年10月に持ち株会社を新設し、両社を完全子会社とする方針。ヤマダHDからの経営統合の提案は10年ほど前から断続的にあったが、断り続けてきたという。その経営判断を変えたのは「事業環境の変化だ」と久保氏は述べている。
少子高齢化で人口構造が変化する中、EC(電子商取引)の台頭やホームセンターなどの異業種参入も相次ぎ、家電量販市場の競争は激化している。ヤマダHDの山地社会長と、今こそ統合のタイミングであるとの認識で一致した。
PB強化で収益力向上へ
久保氏は、家電販売市場が縮小する中での経営統合について「時代を切り取るためであり、ビジネスチャンスになる」と強調。プライベートブランド(PB)による商品開発を強化するとし、PB売上高の比率を全社売上高の70%まで高める考えを示した。
インタビューは24日午前、大阪市北区で行われた。



