俳優・小林涼子さん、農業の魅力と労災保険の大切さを語る
俳優・小林涼子さん、農業の魅力と労災保険の大切さを語る

全国農業会議所は、常時5人未満の労働者を雇用する個人農家の労災保険への加入を促進する取り組みを展開している。このたび、株式会社AGRIKOを起業し、持続可能な農業を目指す俳優の小林涼子さんをアンバサダーに起用した。小林さんに農業への想いや、農業に携わる人を守る安全対策と「万が一」への備えの大切さを聞いた。

農業との出合いと魅力

小林さんは東京で生まれ育ったが、10代・20代と俳優業に打ち込む中で、オーディションに落ち続け、キャリアに悩む時期があった。家族の勧めで2014年に新潟県上越市の中山間地で稲刈りを体験したことをきっかけに、農繁期に家族で手伝いに行くようになった。

農業の魅力について小林さんは「ひとことで『美味しい!』ですね」と語る。田植えや稲刈りの際に食べたおにぎりや、山菜の天ぷら、木から捥いで食べたイチジクの味が忘れられないという。初めての田植えでは苗が米になることが信じられなかったが、雪解け水で育ち、頭を垂れる稲穂を見て感動した。

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起業と農福連携への思い

小林さんは新潟で耕作放棄地が増えている現状や、2021年に家族の体調不良で「やりたいけど、できない」状況を経験し、農業を持続可能な形にするため株式会社AGRIKOを起業した。

AGRIKOでは新潟で稲作の手伝いやアスパラガス・ホップの栽培のほか、アクアポニックスによるハーブや食用花の栽培を行っている。障がい者や高齢者の社会参加を支援する農福連携を事業の軸とし、東京では子育て世代や定年退職者の雇用も進める。都内4カ所で展開し、ビル屋上の農園や室内型農園で「ビル産ビル消」といった都市型農業に取り組む。

安全対策と労災保険の重要性

小林さんは「持続可能な農業とは『人を大切にする農業』」と語り、ひとりで頑張りすぎず、作業を細分化する体制づくりを大切にしている。農作業中の熱中症対策として「30分に1回は声を掛け合おうね」と言いながら作業し、具合が悪くなったら遠慮なく病院に行くよう伝えている。これは労災保険に加入しているからこそ言えることだと強調する。

小林さんは「人が元気であってこそ、美味しい農産物を作り続けることができ、持続可能な農業につながる」と述べ、安全対策と労災保険への加入で安心して働ける環境をつくってほしいとメッセージを送った。

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