デジ庁の政府システム経費3割減目標「達成困難」 財務省が指摘
デジ庁の政府システム経費3割減目標、達成困難と財務省指摘

財務省は16日の財政制度等審議会で、2021年発足のデジタル庁が掲げた「政府の情報システムの運用経費を3割削減」という計画の達成が困難になっていると指摘した。デジ庁に対し、取り組みの検証と運用効率化の徹底を求めている。

24年度決算は2%減の約5320億円

計画では、登記情報システム(法務省)、国税庁LANシステム(財務省)といった各省庁ごとに整備・運用していたシステムを、デジ庁が一元的に管理して効率化。運用経費を25年度までに3割削減するとしていたが、24年度決算のシステム運用経費は20年度比2%減の約5320億円にとどまった。物価高や人件費の上昇によるコスト増を考慮しても削減効果は14%減という。

目標最終年度の結果を精査中

目標の最終年度である25年度の結果はデジ庁が現在精査中だというが、財務省は「達成が困難な見通し」と指摘し、利用実績の乏しいシステムの統廃合など一層の効率化を求めた。