日銀・小枝審議委員「利上げに過度に慎重になることはない」熊本で講演
日銀・小枝委員「利上げに過度に慎重になることはない」

日本銀行の小枝淳子審議委員は15日、熊本市内で講演し、「利上げに過度に慎重になることはない」と述べた。今の金融環境は「緩和的」で、「物価上昇リスクが相応にある」として、追加利上げの必要性を訴えた。

約31年ぶりの高水準に引き上げ

日銀は9月の金融政策決定会合で、政策金利を1995年4月以来、約31年ぶりの高水準となる1.25%程度に引き上げた。金融市場ではどの程度まで利上げが進むのかに関心が集まっている。

利上げの到達地点の目安になるのが、景気を熱しも冷ましもしない金利の水準(中立金利)だ。日銀は1.1~2.5%と推計している。

中立金利の下限を上回るとの分析

小枝氏は講演で「中立金利の水準は、推計レンジの下限の目安である1%よりは相応に上」と分析し、利上げの余地があると強調。「潜在成長率が小幅のプラスで推移していることを踏まえると、現在2%を超えているという見方もある」とも述べた。

物価上昇率は「持続的なものに定着しつつある」との認識を示した。ただ、講演後の会見では「中…」と述べるにとどまった。この記事は有料記事です。残り529文字。