結婚を控えた二人が、両家の親睦を深めるために行う顔合わせ。大切な場だからこそ、「こんな振る舞いをしたら非常識と思われる?」と不安になる人も多いのではないでしょうか。今回は、服装や手土産、挨拶、会話など、両家顔合わせで気をつけたいマナーやNG行動を紹介します。事前に両家の認識をすり合わせ、全員が気持ちよく過ごせるひとときを迎えましょう。
両家顔合わせで「非常識」と思われるのは?
両家顔合わせは、結婚する二人の家族が初めて顔を合わせ、今後の関係を築いていくための大切な機会です。決まった形式や絶対的なルールがあるわけではありませんが、相手への配慮を欠いた振る舞いは、「非常識」と受け取られてしまうことがあります。両家が気持ちよく過ごせるよう、注意したい行動を確認しておきましょう。
二人だけで話し続け、家族同士の交流を妨げる
両家顔合わせは、単に食事をするための場ではありません。結婚する二人を中心に、両家の家族がお互いのことを知り、親睦を深めることが大きな目的です。そのため、二人だけで話し続けたり、家族の紹介をしないまま食事を始めたりすると、家族同士が交流する機会を十分に持てません。二人が進行役となって家族を紹介したり、会話のきっかけとなる話題を振ったりして、全員が参加しやすい雰囲気をつくりましょう。
日程や会場、服装について両家ですり合わせしない
顔合わせでは、両家が気持ちよく過ごせるように配慮することが大切です。日程や会場を決める際は、自分たちの都合だけで進めず、両家の希望や事情も確認しましょう。また、服装の格に差が出ないよう、事前に両家で相談しておくこともポイントです。片方の家族は正装、もう片方はカジュアルな服装というように大きな差があると、居心地の悪さを感じる人もいるかもしれません。服装の目安を共有しておくと、当日の行き違いを防ぎやすくなります。
準備不足で当日を迎える
顔合わせ当日に慌てないためには、事前準備が欠かせません。会場や日時だけでなく、両家の家族構成や名前、当日の流れ、費用の負担方法などもあらかじめ確認しておきましょう。特に、誰がどのタイミングで挨拶をするのか、家族をどのように紹介するのかを決めておくと、当日もスムーズに進められます。手土産を用意するかどうかについても、両家で事前に相談しておくと安心です。
両家顔合わせで非常識と思われやすいNG行動
両家にとって特別な日に遅刻は厳禁です! 両家顔合わせには、厳格な決まりがあるわけではありません。しかし、遅刻や場に合わない服装、失礼な言葉遣いなど、相手への配慮を欠く行動は避けたいものです。ここでは、顔合わせで非常識と思われやすい行動と、気を付けたいポイントを紹介します。
遅刻する・時間にルーズ
顔合わせでは時間を守り、余裕を持って行動することが基本です。遅刻すると相手の家族を待たせることになり、準備や心構えが不十分だと思われる可能性もあります。当日は、待ち合わせ場所までの移動時間や交通状況を事前に確認し、余裕を持って到着できるようにしましょう。万が一、遅刻しそうな場合は、わかった時点で相手に連絡することも大切です。
店や服装がカジュアルすぎる
顔合わせでは、両家が落ち着いて会話できる会場と、場に合った服装を選ぶことが大切です。会場は、騒がしい店や周囲の声が気になる場所よりも、ゆっくり会話できる店が向いています。服装についても、Tシャツや短パンなど、普段着のようなラフすぎる格好は避けたほうが無難です。会場の格式や、両家で決めた服装の方針に合わせましょう。
手土産を用意しない
手土産は必須ではありませんが、用意するかどうかを事前に両家で相談しておくことが大切です。顔合わせでは、手土産を持参する家庭もあれば、あえて用意しない家庭もあります。片方だけが手土産を持参すると、もう片方が気まずい思いをする可能性があります。また、手土産の金額に大きな差があると、相手が恐縮してしまうこともあるでしょう。こうした行き違いを防ぐためにも、手土産の有無や予算について、あらかじめ認識を合わせておくと安心です。
言葉遣いや態度が悪い
初対面の家族が集まる顔合わせでは、丁寧な言葉遣いと礼儀正しい態度を心がけましょう。あいさつをしなかったり、相手の家族にいきなり馴れ馴れしい態度を取ったりすると、不快感を与えてしまいます。また、相手の話を遮る、食事中にスマートフォンばかり見るなどの行動も、失礼な印象に。相手の話に耳を傾け、全員が気持ちよく過ごせるように配慮しましょう。
お酒の飲みすぎ
顔合わせでお酒を飲む場合は、酔いすぎないよう節度を保つことが大切です。お酒を楽しむことよりも、両家の親睦を深めることを優先しましょう。また、お酒が苦手な人や車を運転する人などに、無理にお酒を勧めるのも避けたいところです。相手の体質や事情を尊重し、それぞれが心地よく過ごせるようにしましょう。
お金や結婚式の話を一方的に進める
結婚式の日取りや費用、新居などは、両家に関係する重要な話題です。こうした話題を取り上げること自体が問題なのではなく、その場で一方的に決定事項を伝えたり、相手に結論を迫ったりするのは、負担に感じさせてしまうので控えましょう。お金や結婚式について話し合う際は、相手の意見や事情にも耳を傾け、双方が納得できる形で進めることが大切です。事前に二人で話し合い、顔合わせで確認したいことを整理しておくとよいでしょう。
相手の家族について失礼な発言をする
相手の家族が不快に感じる可能性のある質問や、値踏みするような発言は避けましょう。収入や資産、学歴、家族計画、病歴など、プライベートな話題を不用意に質問したり、相手を評価するような発言をしたりするのは控えたいところです。会話では、趣味や仕事、出身地など、相手が答えやすく、自然に話を広げられる話題を選ぶとよいでしょう。ただし、仕事や出身地なども、相手の反応を見ながら話題にすることが大切です。
両家顔合わせで知っておきたい基本マナー
両家顔合わせを円満に進めるには、日程や会場、服装、手土産などについて事前に相談しておくことが大切です。顔合わせに決まった形式があるわけではありませんが、両家で認識を合わせておけば、当日も落ち着いて過ごせるでしょう。ここでは、事前準備から当日の進め方まで、押さえておきたい基本マナーを紹介します。
日程や場所は両家の希望を聞いて決める
日程や会場は、結婚する二人だけで決めず、両家の都合や希望を確認して決めましょう。特に遠方から来る家族がいる場合は、移動の負担が少ない場所や時間帯を選ぶことも大切です。会場は、両家が落ち着いて会話できる個室のあるレストランや料亭などが向いています。アクセスや料理の内容、予算なども考慮し、全員が無理なく参加できる場所を選びましょう。
服装は両家で格をそろえる
顔合わせでは、両家で服装の格が大きく異ならないよう、事前にイメージを共有しておきましょう。男性ならスーツ、女性ならワンピースやスーツなどが一般的ですが、会場の雰囲気や両家の意向によって適した服装は異なります。格式の高い料亭で行うのか、カジュアルなレストランで行うのかによっても、ふさわしい服装は変わります。どちらか一方だけが場違いな服装にならないよう、具体的な服装の目安を伝え合っておくと安心です。
手土産は事前に相談しておく
手土産を用意するかどうかは、あらかじめ両家で相談しておきましょう。顔合わせで手土産を持参するかどうかに決まりはなく、家庭によって考え方も異なります。片方だけが手土産を用意して気まずい思いをすることのないよう、持参するかどうかを確認しておくと安心です。用意する場合は、相手に気を遣わせない程度の金額を目安にし、持ち運びやすいものを選ぶとよいでしょう。
当日は最初の挨拶から丁寧に
顔合わせでは、最初の挨拶を丁寧に行うことで、和やかな雰囲気をつくりやすくなります。席に着いたら、結婚する二人から、集まってもらったことへの感謝と顔合わせの趣旨を伝えましょう。その後、両家の家族を紹介し、会食へと進む流れにするとスムーズです。挨拶や紹介を誰が担当するか、事前に二人で相談しておくと、当日も落ち着いて進行できます。
会食費用の負担方法を事前に決めておく
会食費用については、当日に慌てないよう、誰が負担するのかを事前に決めておきましょう。費用の負担方法に決まりはなく、結婚する二人が支払うケースや、両家で折半するケースなどがあります。大切なのは、会計時に誰が支払うのかでもめたり、両家が遠慮し合ったりする状況を避けることです。二人が費用を負担する場合も、両家に一部を負担してもらう場合も、事前に伝えておくと当日の行き違いを防げます。
両家顔合わせで好印象につながるポイント
両家顔合わせで好印象を与えるには、相手の家族を尊重し、全員が会話に参加しやすい雰囲気をつくることが大切です。マナーを守ることはもちろんですが、形式にとらわれすぎる必要はありません。相手の話に耳を傾け、丁寧に接する姿勢を心がけましょう。
相手の家族に関心を持って会話する
相手の家族に関心を持ち、話を丁寧に聞く姿勢は、好印象につながります。趣味や仕事、出身地など、相手が話しやすい話題から会話を広げていきましょう。事前に結婚する相手から家族の趣味や関心事などを聞いておくと、話題を考えやすくなります。ただし、質問を続けて相手に負担をかけないよう、こちらからも適度に話をしながら、自然な会話を楽しみましょう。
結婚する二人が積極的に場を進める
顔合わせでは、結婚する二人が中心となって場を進めることが大切です。家族同士が初対面の場合、緊張して会話が途切れてしまうこともあります。そんなときは、二人が話題を振ったり、家族同士の共通点を見つけて紹介したりして、会話のきっかけをつくりましょう。一方で、二人だけで話し込んだり、特定の家族とばかり会話したりすると、ほかの人が輪に入りにくくなることもあります。全員に目を配り、誰もが会話に参加しやすい雰囲気を心がけましょう。
両家の違いを否定せず受け入れる
家庭ごとの考え方や習慣の違いを、安易に「普通ではない」と否定しないことも大切です。育ってきた環境が違えば、結婚式やお金に対する考え方、家族との付き合い方などに違いがあるのは自然なことです。顔合わせの場で意見が異なった場合も、すぐに否定するのではなく、まずは相手の考えを聞いてみましょう。改めて話し合う必要がある内容は、その場で無理に結論を出そうとせず、持ち帰って検討する方法もあります。
感謝の気持ちを言葉にする
顔合わせに集まってくれたことへの感謝は、きちんと言葉にして伝えましょう。遠方から足を運んでもらった場合はもちろん、忙しいなか時間をつくってもらったことにも、お礼を伝えると丁寧です。「本日はお越しいただき、ありがとうございます」「これからもよろしくお願いします」など、場に合った言葉で伝えましょう。堅苦しい挨拶にこだわる必要はありませんが、相手への感謝や今後の関係を大切にしたい気持ちを、自分の言葉で伝えることが大切です。
両家顔合わせはお互いへの配慮を大切に
両家顔合わせで大切なのは、形式やマナーを完璧にこなすことよりも、お互いへの配慮を忘れないことです。服装や手土産、費用の負担などには、家庭によってさまざまな考え方があります。「こうするのが正解」と決めつけず、事前に両家で相談し、全員が納得できる形を選びましょう。当日は、相手の家族の話に耳を傾け、結婚する二人が積極的に会話のきっかけをつくることも大切です。緊張する場面もあるかもしれませんが、相手を尊重する姿勢を心がければ、自然と和やかな雰囲気につながるでしょう。これから家族となる人たちが初めて顔を合わせる大切な機会を、心地よい時間にできるようにしましょう。