仙台・国分町のビル賃料4割値上げ通告、店舗困惑も所有者は50年据え置きと主張
仙台・国分町のビル賃料4割値上げ通告、店舗困惑も所有者は据え置き主張

東北最大の歓楽街として知られる仙台市青葉区国分町の雑居ビルで、賃料を巡るトラブルが起きている。今月、ビル所有者から9月以降のテナント賃料について、物価高騰などを理由に約4割値上げするとの通知が借り主側に届いた。

一部店舗は「突然の通告」と困惑を隠せないが、オーナー側は相場より安く、「賃料は50年間据え置きだった」と正当性を主張。折り合う見通しは立っていない。

開業当初からの居酒屋経営者は「目を疑った」

官庁街にほど近い国分町は、夜になればネオンが輝き、多くの酔客が行き交う。トラブルの舞台はこの一角に立つ5階建てビル。昭和50年に開業した築51年の雑居ビルで、居酒屋やスナック、カラオケ店など十数店舗が入居する。

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ビルの開業当初から居酒屋を経営する本郷修司さんによれば、貸主側から家賃改定の通知書が届いたのは今月3日。文書には「近年の物価上昇や維持管理費、共用部の修繕費等の増加により、現行条件を維持することが困難」と明記され、9月分以降は家賃と共益費の合計が約4割値上げになるとの内容だった。本郷さんは「目を疑った」と話す。

双方の主張は平行線

一方、オーナー側は賃料が相場より安く、50年間据え置きだったことを挙げ、値上げの正当性を主張している。しかし、テナント側は突然の通告に困惑しており、双方の主張は平行線のままだ。

今後の賃料交渉がどうなるかは未定で、現時点で折り合う見通しは立っていない。

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