大阪府吹田市の万博記念公園敷地内に計画されている大規模アリーナの開業時期が、2027年から2030年に延期された。新型コロナウイルス禍による事業延期に加え、収益の柱となるマンション併設計画の一部が地元住民の反対で白紙となったことが影響した。
西日本最大級のアリーナ計画
大阪府は、西日本最大級となる1万8000人収容のアリーナを中核としたスポーツ・文化施設を、大阪モノレール万博記念公園駅南側の府有地(計約16.9ヘクタール)に整備する計画。国際スポーツ大会の開催などを想定し、地域活性化につなげたい考えだ。
府は2019年にアリーナ誘致を表明したが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年に予定していた事業予定者の決定が2021年にずれ込んだ。2021年5月時点では、2027年秋のアリーナ開業を目指していた。
マンション計画の一部白紙
当初計画では、4期に分けてアリーナのほか、ホテルや商業施設、オフィスを整備・開業し、マンションも3棟建設する予定だった。
しかし、このうちマンション1棟の予定地が、吹田市条例における「特別用途地区」に該当することが判明。地元住民の反対を受け、マンション計画の一部が白紙となった。これに伴い、アリーナの開業時期は2030年に延期された。
代替活用案は未定
白紙となったマンション予定地の代替活用案は、現時点では決まっていない。大阪府は今後の検討課題としている。



