三井ホームは6月29日、地域事業会社である三井ホーム北海道が札幌市および恵庭市に5つの新たな木造交番を建設し、2026年5月までに全棟竣工したことを発表した。三井ホームグループとして木造交番の施工・完成は初の取り組みとなる。
5カ所の交番とCLT採用の特徴
建設された交番は、「東警察署 元町交番」(札幌市東区)、「北警察署 麻生交番」(札幌市北区)、「白石警察署 北都交番」(札幌市白石区)、「豊平警察署 北野交番」(札幌市清田区)、「千歳警察署 恵み野交番」(恵庭市恵み野)の5棟。構造体には強度に優れた国産スギ材のCLT(直交集成板)を利用し、あらかじめ工場で組み立てた箱型ユニットを採用した。これにより高品質かつ合理的な整備と高い安全性を確保したほか、将来の移築や再利用も容易にしている。
地域材の活用と経済波及効果
下地材に北海道産トドマツ、造作家具に北海道産シラカバを使用するなど、地域の建材を積極的に活用。構造体施工は地元工務店の西條産業が担当したほか、設計・施工・品質管理において道内のさまざまな企業と連携し、地域経済の活性化にも寄与している。
脱炭素と省エネ性能
外断熱工法や3層断熱ガラス、高効率エアコンなどの採用で高い断熱・省エネ性能を実現。5棟合計で82t-CO2の炭素を貯蔵するなど、脱炭素社会の実現にも貢献している。



