南米ベネズエラを襲ったマグニチュード(M)7級の連続地震が発生してから1週間が経過し、死者数は2300人に迫った。さらなる生存者発見の希望が薄れる一方で、被災者は深刻な食料不足に直面している。
死者2295人、負傷者1万1000人以上
議会のホルヘ・ロドリゲス議長は1日、死者数が2295人に達し、1万1000人以上が負傷したと発表した。また1万3000人以上が家を失ったという。死者数が増加する中、ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領は7日間の服喪期間を宣言し、国家の「魂は、多くの命が失われたことで引き裂かれている」と述べた。
ラグアイラの惨状と救助活動
首都カラカスのすぐ北に位置し、最も大きな被害を受けた都市ラグアイラでは、倒壊した建物の大部分に「死亡した(Deceased)」を意味する「D」の文字が記されている。これは、捜索が行われたものの、生存の兆候が見つからなかったことを示すものだ。スペインの救助隊コーディネーターであり、救助犬ナラとともにがれきの中を捜索したハビエル・ロデス氏は、「生存者を救出できる見込みがない場所では、時間は無駄にはできない」としている。それでも、発生から6日後の6月30日には3歳の男の子が発見され、奇跡的な救出劇もあった。
行方不明者5万人、政府対応への怒り
国連(UN)の推計によると、約5万人が行方不明となっている。世界中から国際救助隊が到着し、生存者の捜索に当たっているが、被災住民は、災害直後の政府の対応がないことに激しい怒りを募らせている。
食料不足と生存への闘い
日常生活が崩壊した今、焦点は生存へと移りつつある。多くの人々が家を失い、食料や水は不足し始めている。避難所で食料を待つダニエラ・アルマスさんは「ここでは物資を配っているけど、また人々が食料を巡って殺し合いになりそうになる。まるで闘鶏のよう」と語った。援助を求める列は日ごとに長くなり、多くの人がボランティアの善意や市民からの寄付に頼って生き延びている。いくつかの避難所に手作りの食事を届けるアイスマル・ロペスさんは「食べることに罪悪感を感じる。食べるたびに、何も食べられない人がいると思うから」と心の内を明かした。国際移住機関(IOM)のベネズエラミッション責任者、リア・ポッジオ氏は「状況は極めて深刻だ」と指摘している。



