ワークポートは6月25日、2026年夏のボーナスに関するアンケート調査結果を発表した。調査は2026年6月9日から16日にかけて、全国の20代から40代のビジネスパーソン203名を対象にインターネットで実施された。
ボーナス支給予定は57.6%、約4人に1人は支給なし
全対象者に2026年夏のボーナス(賞与)の支給予定を尋ねたところ、「支給予定(支給された)」と回答した人が57.6%と過半数を占めた。一方、「支給されない」と答えた人は26.1%に上り、約4人に1人がボーナスを受け取れない実態が明らかになった。
約6割が前年から増額なし、賃上げ効果は限定的
ボーナス支給予定と回答した人に、支給額の前年比見通しを聞いたところ、「変わらない」が42.7%で最多となった。「やや減る(減った)」が10.3%、「大幅に減る(減った)」が5.1%で、これらを合計すると58.1%が前年から増額なしという結果になった。一方、「やや増える(増えた)」は23.9%、「大幅に増える(増えた)」は3.4%にとどまり、合わせても27.3%だった。社会的に賃上げへの注目が集まる中、ボーナスへの反映は限定的であることが浮き彫りとなった。
ボーナス支給でも「ゆとり生まれない」が48.7%
夏のボーナス支給によって生活にゆとりが生まれるかとの問いに対し、「あまりゆとりは生まれない」が35.9%、「まったくゆとりは生まれない」が12.8%で、合わせて48.7%が否定的な見方を示した。ボーナスというまとまった収入があっても、生活実感の改善を感じられない人が半数近くにのぼる厳しい現状がうかがえる。
使い道トップは「貯蓄」、物価高で生活防衛志向が7割超
ボーナスの使い道(複数回答可)では、「貯蓄(現預金)」が50.4%で最多となり、約半数の人がボーナスを貯蓄に回す意向を示した。次いで「生活費の補填(日々の食費・光熱費など)」が41.0%で、物価高騰の中、生活防衛を優先する姿勢が顕著だ。一方、「趣味・娯楽・推し活」は27.4%で、将来への備えや生活費補填を優先しつつも、自身の楽しみにも使う「メリハリ消費」の傾向も見られた。
物価高によるボーナスの使い方意識の変化を尋ねたところ、「節約を意識するようになった」が30.8%で最多。「貯蓄・資産運用を重視するようになった」が23.9%、「生活費(補填)を最優先にするようになった」が18.8%で、これらを合計すると73.5%と7割以上が生活防衛志向を強めている。逆に「むしろ消費意欲が高まった」は0%で、長引く物価高が消費行動に慎重な姿勢をもたらしていることが示された。
ボーナスへの本音:生活防衛とメリハリ消費の声
今夏のボーナスに対する本音を自由回答で集めたところ、物価高や各種支払い負担を背景に生活防衛を意識する声が多数寄せられた。一方で、限られた予算の中で楽しむ「メリハリ消費」や将来を見据えた「自己投資」に活用したいという前向きな声も見られた。
生活防衛の声:
- 「継続的な物価高が怖くて旅行や外食費などに対する消費マインドが弱くなった」(30代・男性・製造)
- 「夏のボーナスで旅行に行く予定だったが、物価高により'近所のスーパーで少し高い刺身を買う旅'に変更となった」(40代・男性・管理)
- 「契約社員はそもそもボーナスがひと月分に満たないほどしか出ないので、国内旅行やちょっとした自分へのご褒美などささやかな消費でなくなってしまう」(30代・女性・営業)
- 「税金の支払い、保険の支払いに充てるようになった」(30代・男性・接客販売)
- 「子供の学費や住宅ローンに消えていく」(40代・男性・製造)
- 「余裕がないので使えない」(40代・男性・機械系エンジニア)
メリハリ消費や自己投資の声:
- 「新しいことに挑戦することに使いたい」(30代・男性・製造)
- 「家族旅行の資金にしようと思っている」(30代・男性・営業)
- 「県外のコンサートへ行く」(30代・男性・その他)
- 「転職活動にあたり、ノートPCを購入した」(40代・女性・その他)



