佐藤樹一郎・大分県知事は21日の定例記者会見で、同日に閣議決定された「骨太の方針」に触れ、大分、愛媛両県を結ぶ豊予海峡ルート構想の実現に向けて「非常に強い後押しになる」と歓迎した。
豊予海峡ルート構想とは
同ルートは、両県を橋やトンネルで結ぶ構想。1998年に政府が決定した第5次全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」では、同ルートが「太平洋新国土軸」(第2国土軸)の一部に盛り込まれたが、財政難を背景に2008年に凍結された。
骨太の方針での位置づけ
骨太の方針では、早期整備・活用を推進する対象として「国土軸ともなる高規格道路」の文言が盛り込まれた。「国土軸」は昨年度にはなかった文言。豊予海峡とは明記されていないものの、佐藤知事は「豊予海峡ルートは第2国土軸そのもの」と見解を述べた。
今後の取り組み
県は今月31日、同ルートについて官民連携での資金調達などの可能性を探る研究会の初会合を開く予定。骨太の方針では新幹線に関しても「基本計画路線のケーススタディを通じた検討の深化」や「鉄道ネットワークの財源確保」との言葉が盛り込まれた。東九州新幹線の早期整備を目指す佐藤知事は「昨年と比べて大きく進展した」と手応えを語った。



