令和版で見たい名番組5選、電波少年からほこ×たてまで復活の声
令和版で見たい名番組5選、電波少年からほこ×たてまで

近年、テレビではかつての人気番組の復活が相次いでいる。12日には約30年ぶりに『アメリカ横断ウルトラクイズ』の1次予選が行われ、会場は大きな熱気に包まれた。さらに『クイズ$ミリオネア』『爆笑レッドカーペット』『ザ・イロモネア』『炎のチャレンジャー』『ウンナンの気分は上々。』なども復活。日本テレビは昨年、平成の名番組が続々復活する「大進化!レジェンド番組祭り」も展開した。

こうした流れを受け、SNSや生成AI、動画配信が浸透した令和だからこそ、もう一度見てみたい番組は何か。独断と偏見で選んだ5本を挙げる。

『電波少年』シリーズ(1992~2003年)

『電波少年』シリーズ(日本テレビ)では、猿岩石のユーラシア大陸横断ヒッチハイクや、なすびの懸賞生活など、結末が誰にも分からない長期企画が次々に生まれた。今のYouTubeにあふれる「○日間○○してみた」「日本一周してみた」といったチャレンジ企画を、20年以上先取りしていたとも言える。

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だからこそ今、テレビの規模や交渉力を使って長期企画に挑んだらどうなるのか。出演者の安全や人権への配慮は、より一層求められそうだが、地上波、配信、SNSを組み合わせて視聴ポイントを増やせば、より多面的に広がる大型企画が生まれるのではないか。

『投稿!特ホウ王国』(1994~1997年)

1994年から97年まで放送された『投稿!特ホウ王国』(日本テレビ)は、全国の視聴者から寄せられた珍情報を番組が実際に取材するバラエティ。今では誰もがスマートフォンを持ち、珍しい光景を見つければSNSへ投稿できるため、一見すると役割を奪われたようにも見える。

しかし、生成AIによるフェイク画像や動画があふれる今だからこそ、「投稿された情報をテレビが現場で確かめる」というプロセスに新しい意味が出てくるのではないか。それにしても、『イロモネア』『炎チャレ』『上々』と、リバイバル番組にウッチャンナンチャンが出演していたのが多いのは偶然だろうか。

『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』(2002~2012年)

『トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~』(フジテレビ)は、さまざまな雑学を紹介し、「へぇ~」が社会現象に。番組終了から長い年月がたった今も、SNSでは切り抜き動画を目にすることが多い。一本のネタが短く完結する構造は、『爆笑レッドカーペット』と同様にショート動画時代とも相性がいい。

しかも今は、検索やAIで答えをすぐに得られる時代。だからこそ、「実際にやったらどうなるのか」を時間と人員をかけて確かめる「トリビアの種」の価値は高まっているように思える。ネットで疑問を募り、テレビが本気で検証し、その結果が再びSNSで広がるという流れになれば、令和版はメディア横断型の番組になりそうだ。

『ガチンコ!』(1999~2003年)

TBSで1999年から2003年まで放送された『ガチンコ!』(TBS)。中でも竹原慎二が若者たちをボクサーへ育てる「ガチンコファイトクラブ」は、現在もその映像が繰り返し拡散され、リアルタイムでは見ていなかった世代にも届いている。

現在は配信コンテンツでも、『No No Girls』『timelesz project』といったオーディション番組が話題となり、普通の人が何かに挑み、人生を変えようとする姿が人気。名物だった当時の怒号や過激な演出をそのまま再現する必要があるのか、またTOKIOが解散してしまった今、誰が見守るのかは要検討だが、見てみたい番組の一つだ。

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『ほこ×たて』(2010~2013年)

「絶対に穴の開かない金属」と「どんな金属にも穴を開けるドリル」のように、相反する2者を本気でぶつけて多くの名勝負が繰り広げられた『ほこ×たて』(フジテレビ)。一言で内容を説明でき、最後には勝敗が出るフォーマットは、今の時代にマッチしているのではないか。冒頭で挙げた製造業だけでなく、それこそAIとの対決など、令和ならではのテーマ設定も考えられる。

2013年に番組が終了した要因は、不適切な演出が確認されたため。ただ、不適切な演出で終了した『クレイジージャーニー』(TBS)は、再発防止策を講じた上で復活を果たしている。罪を憎んで企画を憎まず――『ほこ×たて』も対決条件や検証過程を以前以上に可視化すれば、フェイクが疑われる今の時代にこそ成立するのではないか。