硤合憲三氏らにノーベル化学賞、鏡像体の不斉自己触媒反応を発見
硤合憲三氏らにノーベル化学賞、不斉自己触媒反応発見

スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2026年のノーベル化学賞を、東京理科大の硤合憲三名誉教授(76)ら2人に贈ると発表した。右手と左手のように「鏡像体」の構造をもつ化学物質が、片方だけを自ら合成する「不斉自己触媒反応」の発見が評価された。

日本人3人目の快挙、ノーベル化学賞

日本のノーベル賞受賞は、昨年の坂口志文氏(生理学・医学賞)、北川進氏(化学賞)に続く快挙となる。硤合氏はノーベル化学賞の受賞が決まり、日本学士院提供の写真が公開された。

広島出身、東京理科大で長年研究

硤合憲三氏は1950年、広島県生まれ。74年に東京大理学部化学科を卒業し、79年に同大で理学博士を取得。同年、米ノースカロライナ大チャペルヒル校の博士研究員となり、86年に東京理科大理学部助教授、91年に同大教授に就任。2017年から同大名誉教授を務める。23年に野依賞、25年に日本学士院賞を受賞している。