丸山隆平&沢尻エリカ『薔薇の鎖』釜山国際映画祭でワールドプレミア上映
丸山隆平&沢尻エリカ、釜山国際映画祭で『薔薇の鎖』上映

SUPER EIGHTの丸山隆平と俳優の沢尻エリカがW主演を務める映画『薔薇の鎖』(12月11日公開)が、韓国で開催中の第31回釜山国際映画祭の「ミッドナイト・パッション」部門でワールドプレミア上映された。上映後には丸山、沢尻、佐藤佐吉監督が舞台あいさつに登壇し、約300人の観客を前に作品への思いや撮影の裏側を語った。

手錠でつながれた記憶喪失の男女を描くサスペンス

本作は、手錠でつながれた記憶喪失の男女が、大破したパトカーと大金、麻薬を前に、自分たちの正体も分からないまま逃亡するノンストップの疑心暗鬼サスペンス。敵か味方かも、追う者の目的も分からない2人が、断片的な記憶を頼りに真相へ迫っていく。

前日の6日にはレッドカーペット・セレモニーに登場し、総額6000万円のジュエリーと黒のミニ丈ドレスで観客を魅了した沢尻と、VERSACEの黒いスーツ姿の丸山が現地の観客から歓声を浴びた。2人にとって同映画祭のレッドカーペット参加は初めてだった。

「ミッドナイト・パッション」部門での上映

本作が選出された「ミッドナイト・パッション」部門は、挑発的で刺激的なジャンル映画を集めた人気企画。昨年は『8番出口』やアカデミー賞受賞作『WEAPONS/ウェポンズ』など世界的に話題となった作品が上映され、ジャンル映画に目の肥えたファンが注目する部門として知られている。

上映後のQ&Aでは、手錠でつながれながら互いを知らない2人を演じる難しさについて質問が寄せられた。佐藤監督は「普段はコメディー作品が多いので、今回はサスペンスに寄るように意識しました。2人が手錠をしたまま引っ張り合うシーンが多く、痛くならないように気を付けながら撮影しました」と制作の裏側を語った。

キャストと監督が語る制作秘話

沢尻は「脚本を読んだ時からすごく惹き込まれる世界観でした。ただ、実際に現場で動いてみないと分からないことがたくさんあって、狭い車内など限られた空間でどう演じるかは現場で丸ちゃんと空気を作りながら進めていきました」と役作りの難しさを振り返った。丸山も「コメディー要素、サスペンス要素、アクション要素が詰まっていて、スピード感のある作品になっていますが、それをまとめ上げられるのは監督の技量だと思います。なので、僕ら2人は良い感じで監督のおもちゃにしていただいた」と佐藤監督の手腕を称えた。

キャスティングについて、佐藤監督は「この2人とは縁がなかったんです。丸山さんはアイドルだし、沢尻さんは恐れ多いくらい素晴らしい女優だし。プロデューサーから候補として名前を聞いた時は“ありえない、無理じゃないか”と思った。でもこの2人が浮かんだ時にキャラクターに本当に合っていると感じて、断られたらどうしようと不安でした」と語った。

観客との交流と作品への思い

観客から「劇中に韓国のヤクザが出てくるが、話し方が日本のヤクザのように感じた」と指摘されると、佐藤監督は「そこは悩んだところで、私自身が韓国語に自信があるわけではないので“日本で生まれた韓国人のヤクザ”という設定にしました」と説明。劇中で韓国語のセリフに挑戦した丸山は「一生懸命頑張りました」と振り返った。

最後に佐藤監督は「会期中ずっといたいけれど、もう帰らないといけないのがとても寂しいです」と別れを惜しみ、沢尻は「映画祭に参加するのが初めてで、昨日もワクワクしながら会場にいました。また来たいですし、すてきな映画祭に参加できてうれしく思います」と語った。丸山は「釜山はアートや芸術、エンターテインメントを楽しむ町なんだなという印象です。今日皆さんとお会いして、映画の内容をそれぞれ咀嚼しながら楽しんでいただけたんだと感じられて、背中を押されました。カムサハムニダ」と手応えを語った。